マサブク ~masaki books~

理系大学院生がおすすめのミステリ小説を中心に紹介していく雑記ブログ

【別荘に集まった美女たちの悲劇】「ロートレック荘事件」-筒井康隆- あらすじ&感想

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こんにちは、マサキです

 

今回ご紹介する小説は筒井康隆さんの「ロートレック荘事件」

 

かなり薄い小説なのですが内容は濃密です。

それではさっそくまいりましょう!

 

 

あらすじ

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが……。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か? アリバイを持たぬ者は? 動機は? 推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到のメタ・ミステリー

(新潮文庫)

短編小説?

なんとこちらの小説、214ページという短い作品です。

なのでテンポよく物語が進んでいくので初心者にもかなりおすすめで、飽きずに読み進められると思います!

 

ただし、ページ数が少ないということは物語の登場人物の把握が難しく、キャラクター像があまりつかみずらいので

しっかりと読み込んだほうが最後に訪れるあっと驚く展開に、より衝撃を受けると思います。

 

犯人の独白

 

こちらもページ数が少ないことに起因するのですが、あまり人物のキャラクターが読めずに、事件が解決していくため、犯人がなぜ殺人を犯したのかという動機の説明が不十分と感じました。

 

うーむ、仕方ない、まあ仕方ないことなんですがちょっと気になってしまいました。

 

そして事件が終わった後にこの作品でのメイントリックについて犯人が語る場面があるのですが、ここは正直、蛇足だったのではないかと思います…

 

完璧なメイントリック

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この作品自体が30年前の作品ということで、今よりもミステリ小説とはこういうものだという概念が強かった時代にこのトリックを生み出せた

著者の筒井先生にはただただ感服です笑

 

やられたああと叫ぶような

すがすがしい騙され方にむしろすっきりしました笑

 

そしてこの作品絶対に再読したくなっていしまう、そんな魅力が詰まっています!

 

騙されたい人、是非読んでみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

今回は「ロートレック荘事件」-筒井康隆-を紹介させていただきました!

30年前に刊行されたとは思えない斬新なトリックでかなり大満足な作品でした!

 

古典ミステリもどんどん読んでいこうと思います。

 

それではみなさまよいミステリ小説ライフを!