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理系大学院生がおすすめのミステリ小説を中心に紹介していく雑記ブログ

「ラットマン」 -道尾秀介ー 【ミスリードの連続、あなたは見破れるか?】あらすじ&感想

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 こんにちは、マサキです。

 

今回ご紹介する小説は道尾秀介さんの「ラットマン」です

 

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道尾秀介の作品といえばどんでん返し!

この小説もその例にもれず凄まじいどんでん返しの連続です!

 

しかもこのラットマン、ほかの道尾秀介作品の中でも割と短いほうなので気楽に読めるのでかなりおすすめ

 

それではさっそくまいりましょう!

 

この本のオススメ度 A

 

 

 

あらすじ

姫川亮は高校時代のメンバーでバンド活動をしている。

 

バンドメンバーのドラム、小野木ひかりと姫川は高校時代から交際している。

 

しかしある日、ひかりがドラムをやめようと言い出す

 

理由は「ただ何となく」ひかりはそう答えた

 

そしてひかりが自分の後任として用意した人物が、ひかりの五つ違いの妹、小野木桂だった

 

桂はひかりとは全く違うタイプで無邪気で素直な性格、姫川はどことなく死んだ姉に似ている桂に、次第に惹かれるようになった

 

姫川は幼少期に亡くなった姉のこと、そしてその直後に病気で亡くなった父のことで心にトラウマを抱えていた

 

姫川の中にある、この黒い渦の存在に、だれも気づいていない。

彼らは姫川のことを、きっと大人しい人間だと思い込んでいるのだろう。

ときおり一人で考え事をする癖のある、物静かな人間なのだと。

しかしそれは違う。

沈黙をしているとき、姫川は大抵あの事件のことを思っている。自分の中にある、黒々とした渦を睨みつけている。叫びだしたい衝動をじっと堪えながら。

誰もそれを知らない。

「ラットマン」p.36

 

葛藤する姫川、しかしそんなある日、ライブハウスからひかりの死体が発見される

 

果たして物語の結末は?

 

感想

交差する二つの物語

 この小説は

  • 姫川の幼少期の事件
  • ひかり殺人事件

 

この二つの事件を並行して推理しながら進んでいきます

姫川の中のトラウマがひかりの事件にどのようにかかわってくるのか、ここが面白いポイントです!

 

ラットマン

産学ニュース

 

 ラットマンとはある一つの絵が全く違うものに見えることを指します

上の絵はウサギ→犬と順番に見るとネズミに見えますが、下の人間を先に見ると眼鏡をかけているおじさんに見える

 

このような目の錯覚をタイトルにしている事、まさにこの錯覚が作品のテーマとなっています

 

あなたが見ている真実はただの思い込みかもしれない、そのようなことを思わせてくれる作品でした!

 

皆さんも道尾秀介のラットマンに騙されてしまうでしょう

 

そしてこの作品を好きになったあなたはほかの道尾秀介作品も大好きになるはずです

 

オススメは「シャドウ」過去にレビューしていますのでこちらもぜひご覧ください!

 

 

 

www.courageblog.info

 

 

今回は「ラットマン」 -道尾秀介ーを紹介させていただきました!

 

それではみなさまよいミステリ小説ライフを!